Awodey 『圏論』をこっそり読む

ひさびさに数学が勉強したくなって、さてなにしようかと考えていたら、前々から勉強したかった(がMacLaneで挫折した)圏論で、入門書として定評のあるAwodeyの『Category Theory』の和訳がでたので、おお、これは幸いと買ってみた。

圏論 原著第2版

圏論 原著第2版

ちょっと最初の方を読んでみた...うう...。なんでこうなった...期待してたんだけどなぁ。数学本はややこしい数式がいっぱいなので、それなりに誤植があるのは仕方ないところがあるが、誤訳はいただけない。人文系書籍だと翻訳者も理解できずとりあえず単語の訳を並べたような翻訳がまかり通っているということがあるのも事実だが、数学の専門書で数学的に意味の通らないような誤訳って、ありえんだろ!と突っ込みたくなった箇所もあった。

ちょっと流れで、自分のモーチベーションのためにも、冬休みの宿題で誤訳と誤植の指摘をやってみようかと思っています。んーどうなることやら。ちなみに、知ってる人は知っているお得な情報ですが、本書の原書の第1版は電子文書としてインターネットで著者自身が公開しています。割とすぐにみつかります。