2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木『群論』の問題を解いてみる−第1章 §3

§3−1. これは,における,整数での剰余による分類である. □ §3−2. ⇔⇔であるから,となる. □ §3−3. (a) による共役は,で上への同型写像となっている.が有限部分群ならば,それらの指数は有限で等しい.つまり . これより(3.8(iv))および問2より…

鈴木『群論』の問題を解いてみる−第1章 §2

§2−1. P.8のi),ii)の条件を満たすことを示す. が空でないので,元が存在するが,問題の条件よりが分かる. 任意の元に対して,問題の条件よりなので,ii)が成立している.任意の2元に対して,はすでにわかっているから,より, i) が成立する.逆にi), ii)…

鈴木『群論』の問題を解いてみる−第1章 §1

さっそくやってみた.むむっこれは...すごい丁寧なヒントがついている.この調子でヒントを出してくれていたら,サクサクいけそうだ.§1−1. 右単位元と右逆元の存在のみで群の定義と等価であるという問題であるが,もうヒントそのままである. 任意の…

鈴木『群論』の問題を解いてみる−はじめに

しばらく前に岩波から鈴木通夫『群論 上,下』が復刊されている.群論 上作者: 鈴木通夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1977/05/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (6件) を見る群論 下作者: 鈴木通夫出版社/メーカー: 岩波…