2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Awodey『圏論』第6章その1(6.2まで)

本書も半分ぐらいに差し掛かってきて、難しくなってきた."証明は読者への練習問題とする"という言い回しも増えてきたような気がするが、trivialなものを除き入門書ではせめて章末の練習問題にして、略解でも載せて欲しいと思う...間違った理解のまま先に進ん…

Awodey『圏論』第5章

5章は極限と逆極限である。これまで出てきたもろもろの構成が、極限と余極限で統一される...ということだが、あまり感動はなかった...(あくまで個人の感想です)...本書で最初に知ったわけではなかったが、元を使わずに定義できるとはとても想像できなかっ…

Awodey『圏論』第4章その2

続きを調べていたが、さほど多くは見つからなかったので4章の練習問題9をちらちらながめていた。実はこれはp.90の下から3行目で言及されていたもので、そのときは例によって原著者のtalkだと思って軽く流していたのだが、練習問題ということならと取り組んで…

Awodey『圏論』第4章その1(4.1節まで)

なぜ、原著者がこの4章の内容をこの4章の位置に持ってきたかはよくわからないが、けっこうややこしいというか、こんがらかってしまいそうになる内容を今ここで述べる必要性があるとは思えない。後の構成の都合なのかもしれないが、とても初学者向けとは思え…

Awodey『圏論』第3章

(2015/12/8 p.72 下から6行目『拡張』などを追記)さっそく間違い探しです。p.61 4行目 誤『また正しい文章となる』 正『また文法的に正しい文となる』 『正しい』の原文は『well-formed』なので、もちろん"真"という意味ではないですが、誤解を避けるために…